データが存在するが故に

A:MMORPGに対して、「時間をかければ強くなる。時間をかけない奴は強くなれない。廃人ゲーだな。」ってけちをつけるのはどうかと思う。
A:確かにこの言葉自体はなんらおかしくない。確かに強くなるには時間をかける必要があるし、ゲームを放置していたら強くならないのは当然。でも、それはMMORPGに限った話じゃなく普通の遊び全般に通用するんじゃないかな。スポーツも練習を繰り返して上手くなるし、将棋なんかも定石とかを勉強して上達するよね。だからそれを持ち出してMMORPGの欠点だとするのはどうかと思う。
B:それはスポーツや将棋といったゲームと違って、強さというものが数値化されてるのが問題なんじゃないか。強さが結果以外で見えるわけだからね。戦う前から予想できる訳だ。
A:ふむなるほど。しかし思うんだが、強さの数値って純粋に「強さ」を表してる訳じゃないね。例えばLvや装備、ステータスとかがその数値だ。そんで二人のPCが戦うとして、一方の数値が上回っていたらそっちを勝ちにする、なんてルールじゃない。少なくともそこには戦術が介在するだろうね。勝てなかったら逃げればいいし、勝つまで粘着してもいい。数値は考慮の対象になるが、数値のみで考えるのはデータを盲信しているように思える。
B:データが存在するが故に、データに表れない物を切り捨てて考えてしまいがち、か。数字化できるというのもまた迷惑なものになりうるのだな。ところで話が逸れたようだが…

とかなんとか私の頭の中で言い合いしてました。本当はCさんとDさんも登場しますが複雑でめんどくさいので割愛。